他人(ひと)の皮を被る 二話

「なんとか上手くいったか……」  晃はソファで息を吐いた。深く眠り込んだ奈津美に起きる気配はない。  晃はその奈津美のスーツをそうっと脱がしにかかる。  ブラウス姿にすると酒の匂いが強まった。  クールな美人が頬を染めて酒の匂いをさせるのはそそる絵面だ。  さらにブラウスのボタンを外していくと、青い宝石つきのネックレスが覗く。 「高価そうだな。この石ころで何百万するんだ?」  晃 萌えた体験談データベース